IAM Conditions の使用

関連デザインパターンにおいては、共通のペルソナ企業の要件を元に記述しています。

【前提:ペルソナ企業の抱える要件】

これらの前提となる要件を元に、具体的に求められる要件をベースとして、 IAM Conditions の利用モデルについて説明して参ります。

IAM Conditions を用いた条件付き権限付与

解決する課題・使い所

プロジェクト管理の観点から、「特定の期間(プロジェクトの特定のフェーズ中)のみアクセスを許可したいグループがいる」というような課題が出てきます

IAM Conditions により、ロールに条件を付与することにより、「条件に合致した場合には権限を行使できる」という形でより細やかな制御が可能となります

例えば、開発の一部を外注のベンダーに委託しており、依頼している期間の平日の特定の時間帯のみアクセス可能とし、期間が終了した後は自動的にアクセス不可となるようにしたいとします

IAM Conditions の概要と現時点でサポートされている「条件」「リソース」については、以下参考ドキュメントをご参照ください

アプローチ・前提


利点


注意事項

グループの作成には、管理コンソール(admin.google.com)の管理者権限が別途必要となります


サンプル コンフィグや Code(提供可能な場合)

付与する事前定義済みロールは以下のものとします

上記権限付与の際に、[ 条件を追加 ]をクリックし 、“ 条件の編集 ” 面を呼び出します。

[条件タイプ] > [ 時刻] > [アクセスの有効期限] と進めて、希望の条件を入力します

注:上スクリーンショットでは、条件ビルダー タブを用いた条件指定をしていますが、条件ビルダーで、全ての書式がカバーされているわけではありません。本項記載のドキュメントのリンクなどを参照の上、必要に応じて、条件エディタから設定を確認・修正します

関係するデザインパターン