アプリケーション、データベースのモダナイゼーション
目次
1. はじめに
Cloud Run + Cloud Firestore
Cloud Run + Cloud Spanner
Google Kubernetes Engine + Firestore NEW
GKE + GKE On-Prem
マルチクラウド パターン(GCP + AWS)
Cloud SQL とオンプレミス環境のデータベース同期
4. DevOps、アジャイル開発のための CI / CD パイプライン
Google Cloud での CI / CD
はじめに
E コマースやオンライン ゲームなど、インターネットを使ったサービスが当たり前に利用されている現代、誰もがスマートフォンやタブレットなどの端末を持ち、時間と距離を超えて多種多様なサービスを享受しています。
このような環境下において、サービスを提供するアプリケーションは、ビジネスの成功を左右する大きな要因であり、競合に先んじて、新サービスや新機能をいかにタイムリーに市場に投入していくか、ビジネスの成長に併せていかにシステムをスケールさせられるか、こうした点が各企業の課題となっています。
これらの課題を解く 1 つの手段として近年、アプリケーションおよびデータベースのモダナイゼーションが注目されています。モダンなテクノロジー スタックを採用し、追加 / 変更に強いシステム アーキテクチャを構成することで、高速なリリース サイクルを実現し、ビジネスの成長に併せてシステムを柔軟にスケールさせていくことが可能になります。
具体的には、以下の技術的アプローチを採用します。
マイクロサービス化
コンテナを活用したインフラストラクチャとアプリケーションの疎結合化
サーバーレスの導入
自動化(CI / CDなど)
マネージド サービスの活用
本章では、Google Cloud やハイブリッド環境において、上記の技術的なアプローチをどのように実践していくかを解説します。